7/15から2日間 コンタクトレンズ学会に参加
各メーカーからトーリックやマルチフォーカルなど新製品の説明
円錐角膜とコンタクトレンズ
付加価値の付いたコンタクトレンズ
コンタクトレンズ処方と適正販売
など 今回のレンズ学会は大変有意義な内容だったと思います。
現状 コンタクトレンズの購入方法は、眼科・量販店・眼鏡店・ドラッグストア・雑貨店・インターネットと
多様化しそのなかでもコンタクトレンズのネット販売が許可されている国(日本・ドイツ・イギリス)が急速に伸びている。
眼科診察を受けずにコンタクトレンズを購入するケースが増加しそれに伴い眼障害も増加している。
眼障害の原因として レンズ管理不良や長時間装用、装用したまま寝ているなど不適切な使用によるもの
“危険性があることを認識してもらわないといけない”とのことから
厚労省は、目の健康・安全が守られるよう定期的に眼科を受診するよう推奨をしている。
コンタクトレンズ協会では、適正販売のあり方について厚労省へ要望書を出したり
情報を共有し意見交換も行ってはいるが、縦割り行政の中ではいまだ十分な効果が得られなかったそうです。
コンタクトレンズ診療を向上させるために定期検査時には、患者さんに情報提供するよう指導あり
処方に関する知識と技術
分かりやすい説明
診てもらうと安心できると感じてもらうこと
以上のことを念頭に置き携わっていきたい。
糖尿病患者の血糖値測定方法
マウスガードセンサー マウスピースを装着 口の中の唾液情報がウォッチへ。違和感も殆ど無く血糖値測定できる。
ソフトコンタクトレンズ型バイオセンサー 連続装用可能なソフトコンタクトを装用し涙の成分から血糖値を継続的に測定する。
眼圧が低いのに視野の進行がみられる場合 日内変動の測定を把握できることは非常に有益。
体位を変えるだけでも眼圧は変動し 夜間の睡眠中が一番高い
スイスのメーカー24時間眼圧傾向を観察できる トリガーフィッシュ
ソフトコンタクトレンズに内蔵されたセンサーで眼球内圧力の変化から角膜曲率の変化を計測
24時間モニター可能 アンテナやデータケーブルなど体に装着しておかないといけなく 患者さんへの負担が軽減されるものであればいいな・・
とも思いました。やはり問題点はまだまだ有りそうだとも言われていました
海外では 外来で対応していることも 日本ではまだ未承認とのこと。
色々な付加価値の付いたコンタクトレンズ研究の凄さに驚きと感動しました。
使い捨てレンズが世の中に出てきて 素材も変わり 遠近両用コンタクトなど屈折矯正用コンタクトレンズも多々出てきましたが
私的には、乱視矯正用+マルチフォーカルがあれば 試してみたい・・と常に思う。
遠近両用ソフトコンタクトレンズを初めて装用する患者さんだけではなく
使用中の度数の見直しなど見え方への不満が出た時の度数調整方法
殆ど先生方は 年齢に関わらず 加入度数は低めから・・で
球面度数については 完全矯正から0.50~1.0プラスより 近くの見え方の必要性によりモノビジョン・モデファイドビジョンを考慮する。
両眼視にて具体的にものを見てもらう 自覚的な見え方を重視する。
度数調整のタイミング 数日から1週間で実際の見えかたや 装用感 問題ないか聞き取りに時間をかける。
度数の見直しをしても 遠方・近方とも満足が得られなければ メーカ=種類を変えてみる。というような処方手順が多かったです。
いつもの対応の仕方とほぼ同じだと確認しました。
ただ マルチのトライは慣れが必要なので 慣れてもらうため1~2週間 トライしてもらってます。
生活環境を把握するため聞き取りに時間をかけ満足のいく提案を心がけます。
円錐角膜とコンタクト
道玄坂 糸井先生の講義
今回は 中級編ということで フルオパターンの評価方法でした。
フルオパターンの確認方法は基本 ベベル部分をみる。
装用感や涙液の交換 センタリングに影響する。
下方の浮きを気にせず 中間周辺部はややフラットに合わせる
下方の浮きを少なくする場合は レンスサイズ小さくする。
画像にてフルオのパターンを見ながらの講義で わかり易く勉強になりました。